岩蔵温泉

都心から西へ1時間ほど。東京都青梅市小曾木に岩蔵温泉はあります。東京にありながら喧騒とは無縁の岩蔵は、知る人ぞ知る東京の秘境です。ときには堅苦しい世間を忘れ、この岩蔵で四季を肌で感じてゆっくりとくつろがれるのも良いかと思われます。この里では、春には山菜が取れ、初夏にはホタルも舞い、まだまだ自然が人間と調和しています。暑い夏でも、黒沢川のせせらぎ、ゆれる水面、小曾木の緑を眺めていると自然と気分も涼しくなっていくような気がいたします。秋はかわいらしい紅葉を見ることができます。冬場もみどころはいっぱいです。雪の岩蔵も風情があります。

岩蔵温泉の歴史は古く、古代にまでさかのぼります。
古くから「岩蔵みそぎの湯」として知られ、湯治場として利用されていました。
泉質はアルカリ性で極めて滑らかでよく温まり肌を美しく整えます。
リュウマチ、冷え性、神経痛、不妊症、などにも効果があるといわれています。

「新編武蔵風土記稿」には

北の方小名岩蔵にあり、相伝ふ、比所は古へ一村なりしとへど、させる証もなし、民戸二十七軒許あり、比傍より、水流出て至て冷水なり、疝気の病にてなやめるか、或は骨をくだき、身を打たるの類を治すこと、甚だ効験ありといへり、風呂場にして湯壷三尺廻りあり

と記されています。

また、ヤマトタケルノミコト伝説も有名です。
ミコトが東征のおりに、この温泉に襖ぎし、戦いの傷を癒したという言い伝えがあります。
そして、この付近の岩の洞に武具を蔵ということです。

これが今日の「岩蔵」の地名の由来だといわれます。

岩蔵温泉観光協会から引用しております。 http://iwakuraonsen.jp/